【常緑中高木】ハイノキ

常緑樹でありながら、繊細な枝や葉っぱが優しい雰囲気のハイノキ。
白いお花も可愛らしく、和風のお庭にも洋風のお庭にも合わせやすい、ナチュラルな中高木です。

 

■ハイノキの基本データ

・科／属：ハイノキ科／ハイノキ属

・常緑中高木

・樹高：3m～4m

・開花期：4～5月

・花色：白

 

■特徴

常緑で可愛い白い花の咲く木。果実は8～10月に紫黒色に熟します。
細い枝はよく分枝し、小さな照り葉が密について、風に揺れるとやさしげです。

自然に美しい樹形を形成するので、常緑のシンボルツリーとしてオススメ。
何より成長がゆっくりなので、剪定や手入れが簡単なのもいいですね。

ただ、木漏れ日が差し込むような環境を好むので、西日は避けたいところ…
日当たりの良い場所でも育ちますが、葉色は黄色～うす緑黄色になることが多いです。

 

□メリット

・繊細で可愛い雰囲気の常緑樹。

・非常に成長が遅い。

・剪定があまり必要ない。

 

□デメリット

・根が浅く、乾燥に弱い。

・しっかりした目隠しは難しい。

・成長が遅いので、ちょうどいい大きさの苗木の価格が高い。

・日当たりの良い場所では葉色が悪くなる。

 

■育て方

西日の当たらない半日陰を好みます。
根っこが浅く乾燥に弱いため、晴れの日が続くなど乾燥してきたらしっかり水やりをしてください。
岩場などやせ地で自生するため、肥料はあまり必要ありません。

ほとんど病害虫の被害はありませんが、アブラムシ、カイガラムシなどがつくケースもあります。
見つけた場合は、薬剤などを使用して対処しましょう。風通しが悪い環境で多く発生することがあるため、枝が込み合ってきたらすかし剪定をして風通しをよくしてあげることが有効です。

剪定時期は3～4月頃が適期です。
それ以外はあまり剪定は必要ありません。

常緑でこんなに繊細な印象、かつ成長の遅い木は他にあまりないと思います。
優しい雰囲気と白いお花が可愛らしく、オススメしたい木です。

ただ、日差しに強くないことも事実。
場所の条件さえあえば、是非シンボルツリーとしてご検討してみてください。

 

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