【活力剤】メネデール

メネデールとは


N(窒素)、K(カリウム)、P(リン)の三大栄養素を含まない活力剤


原液を希釈して水やり、もしくは霧吹きで散布して使用します。



「芽、根出る」という効果のわかりやすいネーミング


お使いの方も多いと思いますがメネデールの何が良いのか、なぜ芽と根が出やすいのかご存じでしょうか。


 


成分


ほぼ二価鉄イオンしか含んでいないと思われます。


二価鉄については順を追ってご説明します。


 


よく使用するケース



  1. 植物が不調

  2. 植え替えの直前

  3. 切り花の水揚げ

  4. 挿し木、挿し芽


アクアリウムの場合にも水に溶かして水草の成長を促すためにも使用できます。


 


なぜ鉄が「芽根出る」に繋がるのか


そもそも鉄イオンは普通に土に含まれています。


しかし吸収できない三価鉄(Fe³⁺)という形でです。


これを植物は根から出す分泌液で二価鉄(Fe²⁺)に変質させ吸収しますので


根がない、もしくは不調であれば鉄の変質を十分にできなくなり、吸収もままなりません。


 


植物の体内における鉄の役割



  1. 葉緑素の合成(光合成)

  2. ミトコンドリアにおけるエネルギーの生産(呼吸)

  3. 窒素肥料をアミノ酸に変換に必要(代謝)


鉄が不足すると光合成、呼吸、代謝が十分に行えない状態になります。


鉄欠乏症という病気もあるくらい鉄はとても重要な役割を担っています。


 


メネデールに含まれているのは二価鉄


メネデールは二価鉄を水溶性の状態で含んでいます。


植物の根が分解しなくても吸収できるかたちです。


そしてメネデールに含まれる二価鉄は地中で他の栄養素と結合し一緒に根から吸収できるよう手助けをします。


他にも根をコーティングし、傷口を守る働きもあります。


 


三大栄養素を含み即効性のある肥料は弱っている植物には逆効果。


根から水分と栄養を吸収をサポートし元気になるきっかけを作ることがメネデールのすごさです。


芽出し、発根に適している。


特に主根の成長を助けてくれます。


 


まとめ


メネデールは離乳食や流動食のようなイメージ


水分を吸収しやすくして、栄養を取れる取りやすい体作り


 


植物が弱った時、株分けをした時など使えるシーンの多さ


GABAでも販売しております。


植物が弱った、どうしようとお困りの方は是非ご相談ください。