2023/09/11
冬の観葉植物の管理
観葉植物の多くは熱帯、砂漠地帯など日本の環境よりも暑い地域で自生しているものです。
そのため日本の冬の寒さに弱く、冷気にさらされる屋外での育成は不可能に等しいです。
観葉植物の多くは冬の寒い時期に休眠します。寒くなるにつれ、成長が緩やかになり一定の温度を下回ると止まります。
さらに温度が下回ると葉を落としたり、根が傷んだりと様々な障害が起こります。
理想の環境「人間が過ごしやすい暖かさの屋内」
温度:10~15℃を下回らないように(品種によって変わりますのであくまで目安です。)
湿度:50~60度(湿度が高すぎても良くありません。)
室内でも冷える窓際や暖房の行き届かないお部屋などでも傷むことがあります。
湿度は霧吹き、加湿器は特に有効です。
水やりの頻度を控える、もしくは水やり不要。
前述のとおり、冬は成長が緩やかになる植物や完全に休眠に入る植物が多いです。
ということは、成長に必要な水も減るということです。
普段と同じ頻度で水やりをすると吸収しきれなかった水が土に残り、根腐れを起こす可能性が高くなります。
肥料はあげないほうが無難
そもそも肥料には与えるのに適した季節があり、商品に記載せれているものもあります。
それは成長スピードが上がる時期(生育期)に、より効率良く栄養を吸収できるからです。
生育期に与えることを想定された肥料ですので、
冬に規定量の肥料を与えると過剰な肥料成分が植物とって害となり、
最悪の場合、枯れてしまうこともあります(肥料焼け)。
寒さで葉が傷むことがあっても、ぐっと辛抱してください。
かといって冬に使える肥料がないわけではありません。
GABAでは有機肥料の「湖の恵」を冬にも使用しております。
植え替え、剪定は秋までにしておきたい。
植物にとって水分と栄養を吸収する非常に大事な根
根が詰まっていないか秋までに鉢底の穴を確認し、根が出ていないか確認しましょう。
植え替えや剪定は植物にとってストレスのかかる行為です。
生育期以外、特に冬の植え替えはリスクの高いものとなります。
夏の暑さが落ち着いた秋始めには植え替えを済ませ、秋に根を張った上での冬越しが良いです。
暖かくなる春まで待つことをお勧めしますが、やむを得ない場合は根を傷つけないように慎重に。
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