2024/01/13
コハウチワカエデの葉は切れ込みが浅く、小さな手のひらの様な可愛らしい雰囲気があります。
イロハモミジのように、和風になり過ぎず、和洋どちらのお庭にも似合うところも嬉しいポイント。
華奢な雰囲気を保ったまま成長するので、繊細で上品な雰囲気を保ちます。
ナチュラルガーデンにはもってこいです。
■コハウチワカエデの基本データ
・科/属:ムクロジ科/カエデ属
・冬季落葉高木
・樹高:5m~10m
・開花期:5~6月
・花色:クリーム色
■特徴
コハウチワカエデは樹高5m〜10m程になるムクロジ科の落葉小高木です。
とはいっても、これは自然の状態にあっての最終樹高です。
庭植での樹高は、剪定等にもよりますが、5m程度と言われています。
成長も比較的ゆっくりで樹形が自然に整い、成長しても華奢なので、管理のしやすい樹種の一つでもあります。
また、昔から日本に自生している植物なので環境に適合し、病害虫にも比較的強いので、育てやすい木と言えます。
何より、新緑や紅葉…と見た目が華やかで楽しめる点が最大の魅力です。
□メリット
・成長が遅く、手入れが楽。
・華奢で小さなサイズを維持しやすく、狭い場所でも植えられる。
・紅葉など見た目に楽しめる。
□デメリット
・夏の日差しや西日に弱い。
・毛虫などの害虫に注意。
■育て方
風通しと水はけのよい場所を好みます。山のような土壌環境が最適です。
植え付け後にしっかり根づいて茎葉をぐんぐん伸ばすようになるまでは、乾燥させないように気を付けてください。
根づけばほとんど水やりは不要となります。ただし、真夏に晴天が続いて乾燥しすぎる場合は水やりをして補いましょう。
日照りで土が乾燥するのを防ぐため、株元に低木や下草類を一緒に植えることも効果的です。
肥料はあまり必要ありませんが、あげる場合は2月ごろに与えます。
病害虫には比較的強いですが、カミキリムシやテッポウムシ、イラガなどの被害を受けることがあります。
見つけた場合は、薬剤などを使用してすぐに対処しましょう。
自然樹形が美しいので剪定もあまり必要ありません。不要な枝や枯れ枝を落とす程度で十分です。
目隠しの役割として必要が無ければ、落葉樹をシンボルツリーにすることは、弊社としてはおすすめしています。
季節の移ろいを楽しめることはもちろん、落葉する季節が決まっているので落ち葉のお掃除も一時で済みます。
また、葉焼けをしたり、病気にかかった場合でも、落葉することでリセットされます。
葉を落として休眠するので、冬の寒さが厳しい年でも枯れることは少ないですし、休眠中は成長しないので大きさが抑えられる木が多いのも嬉しいポイントです。
中でも、モミジ・カエデは紅葉の美しさもあり、憧れの木と言えると思います。
そんな中で、洋風のお家にもよく合うコハウチワカエデは特におススメの木であることは間違いありません。
是非シンボルツリーとしてご検討してみてくださいね。